頭取メッセージ
平素より富山銀行をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。
また、令和6年能登半島地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
ここにお届けします「2024ディスクロージャー誌[情報編]」には、2024年3月期の業績概要を中心に、経営方針や皆さまのお役に立つ最新の情報を取りまとめております。皆さまの当行へのご理解を一層深めていただくためのご参考になれば幸いに存じます。
当期の我が国経済は、企業による輸出が底堅い動きとなる中、供給制約の緩和を受けて生産も持ち直しの兆しがみられたほか、コロナ禍からの社会経済活動の正常化による個人消費の持ち直しなどから、緩やかな回復の動きとなりました。この間、富山県経済も持ち直しの動きとなりましたが、能登半島地震の影響により消費や生産の一部に弱い動きもみられました。
私ども地域金融機関を取り巻く環境は、少子高齢化の進展や人口減少等に加え、海外情勢の影響による資源価格の高騰や急激な円安など、依然として先行き不透明な状況にあります。
このような中、当行は地域の皆さまの長年にわたる温かいご支援のもと、本年2月に創立70周年という大きな節目を迎え、また、4月には第7次中期経営計画「Change & Challenge」をスタートさせました。「地域を愛し、お客さまに常に寄り添い続け、最も頼りにされる銀行の実現」を目指し、地域の皆さまとの共通価値の創造に向けて各種施策を着実に展開してまいります。また、お客さまのごニーズにあわせた情報提供や多様なサービスの紹介など、引き続き地域社会の課題解決とSDGsの実現に向け取り組むと共に、被災された皆さまに寄り添いながら復旧・復興支援に全力で取り組んでまいる所存ですので、今後とも変わらぬご支援ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2024年6月 代表取締役頭取 中沖 雄